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NP RS:FLIGHT AL 試乗レポート

2020/03/14

今更なのですが、
NP RS:FLIGHT ALを試乗しました。
ウインドサーフィンで楽しむフォイルを早い時期から始められている方は
多くの方が使っていたフォイルですね、発売は2年ほど前となります
その当時、ディンギィーのモス級の様に浮き上がって走れるウインドフォイルとして発売されました。
アルミ素材とグラスのウイングとで10万円を切る価格で、
人気があり注文の数に対して入荷数が足りない程の人気のフォイルでした
現在も多くのユーザーの方がお使いに為っているフォイルです。

今回、葉山サーフクラブではこのフォイルをレンタル用として5セット用意しました
この機会に色々と試してお客様へ快適に乗って頂ける様テストする事としました。
その内容を紹介いたします。

NP RS:FLIGHT AL  試乗レポート

ウインドサーフィン含めて フォイルに使われる素材やパーツなど
説明が必要で理解しておかないと面倒な事となるケースが多々あります
それらのトラブルに遭わない為にも、
ウインドサーフィンのショップなどで説明を聞く事がとても大切でその必要があります。
今回のフォイルに付いてみても大切な事が幾つかありました。
フォイルを始められる方への注意点は前回お伝えしましたので省きます
今回はこのフォイルを使う事に付いてのみお伝えする事とします。

一つ目
このアルミフォイルとボードを繋ぐボルトは一般的なミリネジではなく、
インチネジなのです。
無くしたり、間違ってミリネジで締めあげると大変な事となります
インチやフィート表記の国のみで流通しているネジなので 気を付けましょう

ボックス内のネジの穴はかなり深いのでボルトが長くても入っていきます。

ミリネジとインチネジインチネジの方が荒いタップです 同じインチなら かみ合わせが合いますが、あっていない状態です

二つ目
既にフォイルを始められている方は理解してる事ですが、
ボルトで組み上げられている構造なのですが、
1週間そのまま組っぱなしの放置が限度、
2週間を超えた辺りから取り外しができなくなります。
アルミとステンレスの場合は電蝕の反応でネジと本体が固まってしまい
そのままと為ってしまいます。気を付けましょう


固まってしまったらこのままでは外れません


プライアーを使い こうして長くして押さえこみ 回します。意外と外れます

三つ目
アルミは曲がってしまうと元に戻らない
アルミの胴体とカーボン素材の組合わせで組まれるフォイルが多いのですが
今回のフォイルはアルミのマストで出来ています。
大きな力が加わると曲がります 一度曲がってしまうと元に戻らなくなり
使えなくなる事となりますので、ショワーブレイク等で力が掛かるコンデションでは
ケガをしない事はもちろん、取り扱いに注意しましょう。

以上3点は走らせる前の注意点となります

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これからは、
このフォイルの形からくる特徴と、
セッティングに付いて説明します。

このフォイルの箱に付属されているマニアルがあります
上一枚に両面印刷され説明されています

A4紙を二つに折っただけのマニュアル、確認していない人多かったりして・・。

予備は用意されていないので無くしてはならない

ここに有る パーツ番号10番 とても大切です
最も個々に説明されているパーツ1つ欠けると組み上がらないので
全て大切なのですが、この10番のパーツのみ無くても組み上がります
ですが、このパーツを加えないと飛び上がる事は難しいです
10番は尾翼の角度を調整するためのパーツとなりますので加えたり外したりしますが
元々飛ぶ力の働きの弱いこのフォイルを浮く方向に働かす前側に加えます

この出っ張りは有りなのです

更に浮のバランスが十分ではないので、以前説明したお手製ワッシャーを2枚加えると自然に浮くバランスとな、3枚加えるとマストで少し押さえて乗るバランスとなりました。
ワッシャー1枚は0.1mmと薄いので、ウイングの製造上の誤差など有ったりしますので注意して下さい。


このセットは携帯電話と共に海に持って行っていきます

フォイルの浮く力のバランスが悪いと安定しないので
風が強くなったら乗れなかったり、
浮かないのでウインドと変わらないのでフォイルの練習にならなかったりしてしまいます。
浮かなくても、浮いても大きく体を使っての重心移動をしてしまいますので
その重心移動が少なく済む様なバランスを作る様に心がけて下さい。
誰もがフォイルを始めたばかりの時は何も分からないので
バランスを作るどころではありませんので、安定したフォイリングが出来る方に確かめてもらう事が早道だと思います。

最後に柔らかい素材のウイングでのフォイルングは走っているとジェット機のエンジンの様な金属音がします
このフォイルもかなりの音が出ますがこう言うものです
気になる方は更に硬い素材のカーボンのウイングの物を使うしかありませんが、
他にはフォイリングのバランスさえ作ってしまえば快適に楽しめるフォイルですので
このフォイルは有りだと思います
冷たい雨のテストでしたが、確認できて良かったとおもいます。

葉山サーフクラブでもフォイル講習依頼お受けいたしますのでご連絡下さい、
インカムを使った最先端のレッスンを行っています。

純正ワッシャー+お手製ワッシャー3枚での走り、私好みのバランスです。

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